プレミアム樹木診断

Dual Precision Model

プレミアム樹木診断とは

プレミアム樹木診断 ― Dual Precision Model ― は、ドローンによる高精度観測と樹木医による専門診断を同日に統合実施する、一本単位の精密評価モデルです。
Tri-Vision(トライビジョン)で取得する客観データと専門家の知見を融合し、管理判断に必要な根拠を整理します。

ASSIGNMENT

重要性の高い樹木

都市公園や公共施設、街路空間には、特に重要性の高い樹木が存在します。

  • 巨木
  • 記念樹
  • 貴重樹・保存対象木
  • 景観上の象徴木
  • 利用者動線上の要注意木

主な課題

重要性の高い樹木は一般樹木と異なり、以下のような課題があります。

  • 倒木・落枝時の社会的影響が大きい
  • 安易な伐採判断ができない
  • 外観だけでは内部状態の把握が困難
  • 高所部の確認が難しい
  • 判断根拠の説明責任が求められる

「一本単位での多角的かつ精密な評価」
が必要となります

「一本単位での多角的かつ精密な評価」
が必要となります

Dual Precision Model

1高所部可視画像確認
(RGB)

巨木や高木では、太枝分岐部や樹冠内部など、地上から確認できない部位が多数存在します。
ドローンを用いて安全に近接観察を行い、

  • 上部枝の枯損状況
  • 亀裂や損傷の有無
  • 分岐部の状態
  • 樹冠内部の状況

を高解像度画像で取得します。
これにより、地上点検では得られない情報を補完します。

2.マルチスペクトル観測
(Multispectral)

可視光および近赤外線を取得し、植生活性度の状態差を把握します。

  • 樹冠全体の活性度分布
  • 部位別のストレス傾向
  • 周囲との相対差

生理的状態を面的に整理します。

3赤外線観測
(Thermal)

赤外線カメラにより樹木表面の温度分布を取得し、幹部や分岐部の熱特性の差を詳細に観測します。
ドローンを用いた近接観測により、主幹部から太枝分岐部までをくまなく確認し、温度応答の違いが現れている箇所を抽出します。
これにより、内部構造状態の変化が疑われる部位の可能性を整理します。

  • 主幹部の温度応答差
  • 分岐部の異常傾向
  • 構造的弱化の可能性の整理

※本観測は診断・断定を行うものではなく、構造状態の変化が疑われる箇所を整理するための補助情報です。

4樹木医による統合精密診断
(リアルタイム連携)

上記の観測結果を基に、樹木医が現地で総合評価を行います。

  • 外観診断
  • 生育環境評価
  • リスク評価(倒木・落枝観点)
  • 保存・治療・伐採の方針整理

本モデルでは、樹木医がリアルタイムでドローン映像を確認しながら評価を行います。
上空からの情報と地上診断を同時に統合することで、判断の精度と客観性を高めます。

そこで、Tri-Vision

そこで、Tri-Vision

三つの観測視点により、広域・状態差・内部情報を統合し管理判断を支える情報基盤を構築します。

FEATURES

本モデルの特徴
  • 一本単位での集中精密評価
  • 地上診断とTri-Vision観測データの統合解析
  • 樹木医と観測データのリアルタイム融合
  • 判断根拠を明確化
  • 説明責任に対応できる資料作成

単独手法では得られない情報を補完し合うことで、合理的な管理判断を支援します。

CONDITION

観測条件と診断特性

本モデルでは、可視・マルチスペクトル・赤外線の三つの観測を組み合わせて樹木状態を多角的に評価しますが、観測時期によって取得できる情報の特性が異なります。
葉が繁茂する時期は植生活性の解析に適しており、マルチスペクトル観測により樹冠の生理状態やストレス傾向を把握しやすくなります。一方で、葉が多い状態では樹冠内部や枝分岐部が遮蔽されるため、赤外線観測による幹部温度分布の把握や構造確認の精度は相対的に低下します。
逆に落葉期は枝構造や幹部の視認性が高まり、ドローンによる近接観察や赤外線観測による構造的状態の確認に適した条件となります。一方で、葉がない状態では植生活性の評価は行うことができません。

また、常緑樹の場合は葉による遮蔽の影響を受けやすく、内部空洞や腐朽の確認については、観測位置の工夫や低空からの見上げ観測など、状況に応じた高度な観測手法が必要となる場合があります。

観測時期による診断の重点の変化

対象樹木の状況や管理目的に応じて、
葉のある時期と落葉期の年2回観測を組み合わせることで、
より総合的な評価が可能

対象樹木の状況や管理目的に応じて、
葉のある時期と落葉期の
年2回観測を組み合わせることで、
より総合的な評価が可能

FLOW

STEP
事前ヒアリング
(対象樹木・課題整理)
STEP
安全計画確認
STEP
ドローン観測
(可視・マルチスペクトル・赤外線)
STEP
樹木医による統合診断
(リアルタイム映像確認)
STEP
評価整理
STEP
報告書提出

ドローン観測および樹木医による現地診断は原則同日に実施します。
観測データおよび診断結果を整理したうえで、後日報告書として取りまとめて提出します。

ADJUSTMENT

対象が街路樹や道路沿いの樹木の場合、以下の調整が必要となる場合があります。

道路使用許可

道路管理者との調整

警察との協議

交通誘導計画

作業時間帯の制約対応

対象条件に応じて安全計画を整理し、関係機関との調整を踏まえた実施計画を構築します。

RESULTS

管理判断に直接活用できる形式で、以下の資料を提供します。